東京の電車

東京にはJRをはじめとして、様々な電車が走っています。
ここ数ヶ月毎日乗っていますが、1日として人身事故が無かった日は無い。
本当に。
朝もおやつどきも夕方も(夜はあまり無いか)。
みんな電車で死ぬんだなあ。
ばらばらになって、家族や周りの人にものすごく迷惑がかかるわけだけども、
それでも電車を選ぶのだなあ。
ふと飛びたくなるのかな。


毎日毎日【電車遅延】という電子文字を目にすることに
慣れてしまって、その奥で人が亡くなっていることは
もはや想像しがたくなってしまっている。


そういえば数年前、高校の友人が電車に飛び込んだと聞いた。
恋人が病気で亡くなって、後を追ったらしい。
電車に飛び込むという選択はどこか劇的で、非現実的。
からだはちりぢりになってしまうし、ほんの一瞬の出来事。
だから友人がもういないという現実も、信じがたい。


人生一寸先は闇で、このあと外に出たら車に撥ね飛ばされてしまうかもしれないけれど、
電車に自ら飛び込むことは、事故と自死と、両方ある。
すんなりと理解できない出来事だな。
日々流されて行くけれど。